Let's Encryptの検証も終え、無事にcronで月一回自動更新するようにしました。

そうなると次に手を出したくなるのはAmazonのDV SSL証明書ですね。


Amazonの無償SSL証明書はAWS Certificate Managerで発行します。

通称ACMです。

以前もお伝えしましたが、EC2では使えません。

AWS Elastic Beanstalk(ELB)か、Amazon CloudFrontでの利用に限ります。

Amazon S3に配置した静的コンテンツをSSL化

ちなみにS3を静的サイトとして運用している場合、

この部分をSSL化したいというニーズが出てきます。

S3では静的コンテンツしか配置できないので、

お問い合わせフォームのようなSSLが求められるコンテンツはそもそも置けないのですが、

昨今のサイト全体SSL化の動きを考えると、どうしても実装したくなります。

これはACMとCloud Frontで解決します!

Cloud Frontの配信元のコンテンツをS3のバケットを指定し、

デプロイ前にACMにてDV SSLを取得し設定。

これでS3の静的サイトがSSL化されます。

(設定例)

https://www.unitedcreation.com/

www.unitedcreation.com.png

ちなみにこちらのwwwなしのURLの方は、

EC2をエンドポイントとし、

Let's EncryptにてSSL化しています。

https://unitedcreation.com/

unitedcreation.com.png

どちらも証明書はちゃんと認証されたものです。

AmazonのDV認証について

個人的に思ったんですが、

認証局がAmazonっていうだけで信頼性高く感じませんか?

Let's Encryptはこれからどんどん知名度上がってくると思いますが、

誰でも使える無償証明書なので、

あくまでドメイン認証にとどまると思います。

Amazonの方はAWSユーザーのみが使用できる。

AWS自体は個人でも法人でも利用できるが、

通常クレジットカードの認証や電話での本人確認もあるので、

なんとなく利用ユーザーの層がしっかりしている気もします。

企業実在証明の信頼性に少し近づいている気がしてなりません。

だって認証局がAmazonってかっこ良くないですか?

(山下 史彦)