本日4/19(火)の2時42分頃から、NTTPCコミュニケーションズが提供する共用のレンタルサーバー「WebArena SuiteX」で、大規模な障害が発生しました。

16時半現在、徐々に復旧している模様です。


お詫び

WebArena SuiteXは、フォローウインドの多くのお客様でご利用いただいているサービスです。

大変ご迷惑をおかけした事を、深くお詫び申し上げます。

原因は?

ウイルススキャンソフトウェアの不具合とのことです。

最終的にWebArena SuiteXの全サーバーが障害の対象になったことからも、

おそらくパターンファイルのアップデートか何かで、全体に一斉に影響が出たのでしょう。

今回はメールのみとのことですが、フォローウインドで構築させていただいた、

お問い合わせフォームやメール配信システムなどにも影響が出ました。

→NTTPC工事・障害情報

WebArenaだけではない

記憶に新しいファーストサーバーのデータ消失事件や、

さくらインターネットでの相次ぐ不具合など。

絶対に止まらないサーバーは、正直ないと言えます。

共用サーバーであればなおさらです。

WebArenaは2年前にも、同様の原因で大規模な障害が起きているので、

その時の反省は活かせていなかったことになります。

絶対にメールを止めたくない環境を作るには、それ相応のコストと覚悟が必要なので。

それでも絶対はあり得ません。

メールサーバーだけでもクラウドに

やはりBtoBのお客様ですと、Webサーバーよりメールサーバーのダウンの方が、

圧倒的に業務に影響が出ます。

メールが送受信できないと、仕事にならないと。

フォローウインドもそうですが、既にメールサーバーをクラウドに移行しているケースが増えています。

Google AppsやOffice 365をメールサーバーとして利用します。

仮にレンタルサーバーに障害が発生しても、影響はWebサイトだけになります。

もちろんGoogleやMicrosoftでも障害は発生します。

でもこれだけの大規模な障害は、実は考えにくいんです。

サーバーの数や可用性、冗長性、ユーザーの規模。

世界中の検索を24時間365日処理しているGoogle。

Google Appsにどれだけのシステムを構築しているかは想像に難くありません。

逆にもし仮にこれだけの障害がGoogleで発生したら?

もう諦めるしかありません。

だってGoogleですもの。

世界の何割かのメールが止まっている。

諦めがつくでしょう。

それでもクラウドにメールサーバーを移行するメリットは多分にあると思います。

(山下 史彦)