遅まきながらAmazon S3で静的Webサイトのホスティングを検証してみました。
Amazon S3とは?
Amazon Simple Storage Serviceの略称で、
AmazonがWeb Serviceを始めた時に、最初にリリースされたサービスであり、
AWSの中核をなすクラウドストレージサービスです。
5TBまでのファイルが保存可能で、
データは複数のリージョンにまたがって冗長化されています。
データ転送時もhttpsで暗号化され、データ保存時の暗号化機能もあります。
静的Webサイトホスティングとは?
Amazon S3はインターネットを利用したクラウドストレージです。
同時に大量のアクセスやトラフィックがあっても堅牢性が非常に高く、
短期間のキャンペーンサイトや、動画を利用したサイトなどに適しています。
(参考)
→月額10円〜でレンタルサーバーを始める方法(https://aws.amazon.com/jp/s3-hosting/)
問題点ではないけれど。。。
静的Webサイト専門なので、当然動的なものは動きません。
Movable TypeなどのCMSは、別途Amazon EC2などのサーバーが必要になります。
静的ファイルだけをAmazon S3に書き出すことは可能です。
お問い合わせフォームも動きません。
フォローウインドの場合、ほとんどPHPでフォームプログラムを動かしているので、
結構、ここで困っちゃいます。
Movable Typeのサイト検索機能も動きません。
こちらはCGIで動作するものなので。
用途が難しい
一般的なコーポレートサイトですと、お問い合わせフォームが大体セットなので、
別サーバーでフォームを動かすか?
Google フォームなどで代用するか?
この辺りの代替策が必要になってきます。
CM広告打って、リスティングもして、
いつでも大勢のユーザーかかってこい!的なキャンペーンサイトには、
大量なトラフィックをすいすい処理してくれるので、安心感があります。
でもそこからコーポレートサイトやECサイトにリンクがあってコンバージョンという流れが多いので、
大元のサイトがダウンするとあまり意味もないですが。
(山下 史彦)