12/14(水)のお昼頃から、大手プロバイダー「ASAHIネット」で、大規模なDNSサーバー関連の障害が発生しました。
復旧したのは当日の夕方17時過ぎでした。
まずはお詫び
ASAHIネットさんのプロバイダーはフォローウインドのお客様の多くでご利用いただいていたので、
大変ご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。
まだ断続的に障害が発生しているようで、安心できないというのが本音です。
プロバイダーに障害が起きると?
インターネットが使えなくなります。
社内LANは使えますが。
でもこのクラウドご時世、インターネットが使えなくなったら、
ほとんど仕事にならないですよね。
Google AppsやOffice365がメインのグループウェアになっていると、
もう何も手が出なくなります。
スマートフォンやタブレットにメールやスケジュールを設定していれば、
とりあえずはしのげますが。。。
機転の利くスタッフの方は、ご自分のスマートフォンやモバイルルーターで、
PCをインターネットが使える状態にしてくれていたようですが、
お客様のカフェでは、レジ周りもインターネット接続だったので、
レジが使えなくなることで、店舗運営にも支障が出てしまいました。
インターネットを止めないためには?
絶対にインターネットを止めたくない場合、どうすればよいでしょうか?
結論としては、インターネットの光回線を複数引き込むことです。
一般的にNTTのフレッツ回線を利用している事が多いので、
もう1回線はフレッツ以外を選択します。
プロバイダーに限らず、フレッツの故障も実は結構あったりします。
またNTTからレンタル提供されているONU(終端装置)やモデムが
物理的に壊れたり、調子がおかしくなっても、インターネットは止まります。
当然、コストは二重になります。
回線利用料とプロバイダー利用料が2回線分かかりますので。
かつ予備回線はスタンバイ状態。
何もトラブルがなければ、使われません。
ルーターも冗長化してみよう!
回線とプロバイダーを二重化してもまだ油断してはいけません。
インターネットをつなぐ機器であるルーター。
24時間365日稼働し続け、社内のPCのネットワークの中枢で頑張ってくれています。
ルーターが故障してもインターネットが使えなくなります。
社内LANも同時に使えなくなります。
ルーターも冗長化構成にすると、メインルーターに障害が起きても、
サブルーターが代わりに稼働する状況を作れます。
回線・プロバイダーの二重化とルーターの冗長化構成を組み合わせると、
まさに無敵の可用性のあるネットワークが構築できます。
(山下 史彦)