最近、もっぱらAWSばっかり触っています。
お客様にも本格的にAWSの各種サービスを提案・導入する機会が増えてきています。
AWSとは?
Amazonが提供する各種Webサービスです。
Amazon Web Servicesの略ですね。
サーバー、データベース、ネームサーバー、ストレージなど、Web制作・開発に必要なインフラが、
全てクラウドで提供されています。
共用サーバーからクラウドへ
一昔前までは、メールサーバーとWebサーバーは同一のサーバーで運用することがほとんどでした。
いわゆる共用のホスティングサーバー(レンタルサーバー)ですね。
コストも比較的安いですし、何よりも運用・管理が容易です。
どうしても共用サーバーでは運用できないもの、
例えばサイボウズやデスクネッツなどのグループウェアを導入したいというお客様に対して、
仮想サーバー(VPS)や専用サーバーを導入させていただきました。
その内、各種グループウェアもクラウド版が登場し、運用・管理が大変なVPSや専用から、
安価で管理しなくてよい、クラウド版への移行が進んで行きました。
またGoogle AppsやOffice365などのWebメール型グループウェアの台頭によって、
メールサーバー自体もクラウドにしちゃおうなんて動きも活発化しています。
Webサーバーもクラウドにしよう
そうなってくるとWebサーバーもクラウドにしたくなります。
ぶっちゃけVPSでも良いんですが、ネックになってくるのがバックアップです。
VPSのイメージ丸ごと、毎日夜中にクローンしてくれると、
万が一、何かトラブルがあっても、前日の夜中の時点に戻せます。
クラウドだとスナップショット機能があるので、
とにかく毎日バックアップだけは取っておきます。
転ばぬ先の杖ですね。
またテストサーバーを作る時も便利です。
スナップショットから新たにサーバーを作成して、
ちょこっといじってあげれば、本番環境と同様のテストサーバーの完成です。
必要なくなったら停止か削除します。
クラウド系は基本的に時間課金なので、使った分だけ費用がかかります。
1日だけ使うってこともできます。
専用サーバーは逆に今だとコスト合わないと思います。
どう考えてもクラウドの方が運用・コストの両面で優位性があるので。
スケールアップ・スケールアウトとロードバランス
何よりクラウドにしていて良かったと思うのが、スケールアップ。
大体のレンタルサーバーやVPSは、初回契約時にサーバーのスペックが決まります。
クラウドなら、必要に応じて、ストレージの容量、CPU、メモリ搭載量等を変更できます。
テレビやメディア等に取り上げられるのがわかっていれば、事前にスケールアウトも設定しておきます。
ピーク時に備え、サーバーを複数台構成にしておき、ロードバランスで負荷分散。
これで「Service Temporarily Unavailable」、いわゆるあの恐ろしい503エラーを回避できます。
通常時に戻ったら、また普段の構成に戻せば良いのです。
何度も言いますが、クラウド系は時間課金。
使った分だけお金を払えば良いのです。
なぜAWS?
実際に他のクラウドサービスも試しました。
ちゃんと検証してみました。
Microsoft AzureもさくらのクラウドもWebArenaもIDCFも全然悪くないと思います。
でもやっぱり業界の雄はAmazon。
Amazonが常に先に行っていると思います。
料金なんかも意外に下がる頻度が多くて、儲かってるんだなぁ、って思います。
なので、フォローウインドはAWSを中心としたクラウドサーバーソリューションを積極的に展開しています。
(山下 史彦)