フォローウインドはデータバックアップに関して、結構しつこいと思っています。
フォローウインドのバックアップの考え方
共有ファイルが保存されているサーバーやNASのデータはもちろんバックアップします。
毎晩バックアップします。
最低でも5世代分のバックアップデータは確保します。
お客様のご要望に応じて、月次、奇数月、偶数月、半年前、一年前といったデータもバックアップします。
クライアントPCもがっちりバックアップ
皆さんが普段お使いのクライアントPCもバックアップします。
デスクトップ、マイドキュメント、アドレス帳、メール、お気に入り、辞書データ。
パソコンが壊れてしまっても、代替PCがあれば、バックアップデータをリストアするだけで、業務に戻れます。
その間に修理したり、新しいパソコンを用意したりすればよいわけです。
会計ソフトなど特殊なソフトもバックアップします。
サーバーにこれらのデータを最低毎日一回はバックアップします。
クライアントPCのログオフ時にバックアップを仕込みます。
ちゃんと帰る時にパソコンをシャットダウンすれば、その日のデータはサーバーに複製されます。
よく新規の商談の際に、こうおっしゃるお客様がいらっしゃいます。
「バックアップは取ってるよ!」
「手動で。多分、毎週金曜日かな?」
これは、バックアップではありません!!!
自動で毎日バックアップするのが、最低限でしょう。
困った時のボリュームシャドーコピー
サーバー上のバックアップデータは、お客様でもアクセスできるものとできないものがあります。
間違ってファイルを消してしまった、上書きしてしまった。
こんな時に、いちいちフォローウインドに連絡してたら時間の無駄です。
クライアントPCにもサーバーの共有フォルダにも「ボリュームシャドーコピー」を実装しておきます。
数クリックで簡単にファイルの更新履歴にアクセスできます。
戻すのも簡単です。
BCP対策には「クラウドバックアップサービス」
東日本大震災以降、BCP対策に関するお問い合わせが多くあります。
フォローウインドでは、Amazonのクラウドサービス「Amazon Web Service」を利用した、
「クラウドバックアップサービス」をご提供しています。
毎週末、社内のデータをAmazonのクラウドにコピーします。
万が一、事務所全体が災害にあっても、直近のデータがクラウドに保存されています。
バックアップは日々の多重化こそに意味がある
フォローウインドはSIerです。
でも全くパソコンを信用していません。
むしろハードディスクを信用していません。
最近はSSD搭載モデルが多いので、ハードディスクと比べると、障害発生率は低くなりましたが、所詮ストレージです。
寿命もあります。
酷使すれば壊れます。
夏場に弱いです。
落としたら壊れます。
なので入念にバックアップを取るのです。
「転ばぬ先の杖」とはよく言ったものです。
(山下 史彦)