本日の午後、FutureShopさんのセミナーに行って来ます。
目的は噂の「Amazonログイン&ペイメント」の情報収集です。
Amazonログイン&ペイメントとは?
Amazon以外のサイトでお買い物する時に、Amazonアカウントでお支払いができるサービスです。
通常、ECサイトで初めて商品を購入する際に、氏名や住所などの個人情報、そして決済情報としてクレジットカード番号などの入力が必要になります。
初回は会員登録として、これらの情報を都度入力し、IDやパスワードの発行を受け、次回の買い物からは会員ログインすることで、毎回の入力の手間が省かれます。
Amazonログイン&ペイメントが利用できるECサイトの場合、配送先の住所やクレジットカードの情報を事前にAmazonアカウントに登録された情報で利用できるようになるので、初回商品購入までのハードルが一気に下がると予想されます。
ECサイトの離脱率で一番多いのは実は初回会員登録画面
ECサイト運営側にとっても、これは非常に大きな魅力です。
というのも、ECサイトで一番離脱率が高いと言われているのが、初回会員登録画面なんです。
だって、やっぱり面倒くさいですもんね。
もちろん登録しないと買えないのだから、頑張って入力するのでしょうが、
その商品が他の既に登録しているサイトで買えるとわかれば、よっぽど価格が安くない限り他のサイトで購入されてしまいます。
- 購入手続き画面へ進んだ後、ご注文者および送付先の情報の入力が煩雑であることにより、購買意欲が削がれてしまう。
- 決済時にクレジットカード情報を入力する際に不安を感じ、購買意欲が削がれてしまう。
この2つの理由が、いわゆる「カゴ落ち」の大きな原因と言われています。
Amazonのインフラが使える魅力
ECサイトでお買い物をするようなユーザーは、大抵Amazonで1回はお買い物をしていると思います。
つまりユーザー登録は既に済んでいます。
Amazonという世界最大のECサイトのインフラが使えるというのは、結構魅力的です。
Amazonの情報セキュリティの安全性を疑っていたら、他のサイトでの買い物なんてできないですからね。
Amazonログイン&ペイメントを利用しても、ユーザーの情報はECサイト事業者にもちゃんと与えられるので、
メルマガ配信などのマーケティングはこれまで通り行えるようです。
アメリカではAmazonログイン&ペイメント導入後、コンバージョン率が34%向上した事例や、顧客単価が30%向上した事例があるそうです。
FutureShop2では9/1よりAmazonログイン&ペイメントを実装予定
詳しくは今日のセミナーで発表されると思いますが、FutureShop2では7/1より申し込み開始、9/1よりAmazonログイン&ペイメントを提供開始となっています。
気になるのは費用や導入方法ですが、いずれにしてもECサイトにAmazonログイン&ペイメントが実装されているかいないかは、今後大きな分かれ道となりそうですね。
(山下 史彦)